アメリカで流産ー救急車から帰宅までー①

初妊娠での自然流産についてのブログです。妊娠10週目でした。アメリカで同じ経験された方、そしてパートナーさんにとって少しでも役に立つといいなと思っています。

内容がリアルで濃いと思うのでご了承ください。

 

12日 当日 朝5時頃 少し異変を感じてトイレへ。尿と共に少し血が出ているのと、おりものシートにもうっすらと赤い血ついている。家族に電話して聞いて、トイレ以外は寝ておく体勢で過ごすことに。胎盤形成時の出血だろう!と言い聞かせて休みました。夫が作ってくれたにゅうめんを食べて休んで、昼前後から生理痛のようになり我慢できると自分言い聞かせ寝る。寝たふり。午後15時頃に夫帰宅。買ってきてくれた小魚食べてカルシウム補給!以降 痛みが強くなる トイレおしっこ行きたい。便もいけそう。立つと生理の時の感じでドロンっといった感じで血が出た。出てないと思い込みながらも出てる。 耳遠くなる、目が見えにくい、しゃべりづらい、吐きそう。吐けなかったけど、声が遠くに感じる。バスルームからリビングルームに居る夫に声をかけるが届いていない?自分の声も遠い。

ベッドから水持ってトイレに戻ったころに夫が異変に気付く。トイレに行くと血が出そうでイヤで洗面所で少し止まって、でも行くことにしました。なんとか排尿便済ませ血も出ててフラフラだけど必死にナプキン変えて水少し飲んで扉開けて夫が助けてくれた。ありがとう。ベットに戻そうとしてくれたけど私はトイレの出口で力尽きて倒れて動けない。立ちたいけど動くと吐きそう、でも吐けないんだけど。意識はあるのとものすごく気持ち悪かったのを覚えてる。あと「う~」って声出てたかも。

少し休んでから、ベッドに抱え込んでくれた。水をね飲もうとするけどあまり飲めない。そして、「う~!」の声がもっと出てきた。唸るように「あ~、う~、ゔ~」とかって言ってて同時にお腹めっちゃ痛い。これは生理痛より痛いかもと思った。そして、夫にしがみついて抱きしめてもらうけど痛みが取れず、冷や汗手足がしびれてこれはあかんやつかもと感じてきた。顔色も唇も白くなっていってたみたい。夫が病院電話するとしてくれ繋がらず救急車呼ぶ!と911してくれた。そのころ私は激痛で意識が遠のきそうだった。どの体勢でも痛くて、夫は電話してくれてるのに私はゴロゴロ動いて支えるの迷惑かけたな(^-^; 電話で3回ぐらい妊娠何週目?と聞かれてて、「もう言ったやん!早く救急車きて~」って私は思ってた。そしてまた便をもよおしてきてトイレに抱えてもらったけど、何も出ず。その時に救急車到着!早い!パンツだけは上げなくては。

 

救急隊到着!

私はバスルームでトイレに座ったままぐったり。話しかけられたけど最初答えれず、意識を向けて聞くと話が聞こえてきた。「What's your name?」「Where are you right now?」「What year is it?」と聞かれ、返答すると意識ある!と分かってくれリビングルームに行こうと言われた。だけど立てなくて崩れると抱えてくれて、運んでくれた。完全に弱ってたな~。その頃夫は荷物まとめたり救急隊の人たちに色々質問されたりめっちゃ頑張ってくれてたみたい。私は動かされると物凄く激痛が走ったのと気持ち悪いのとで「う~」「あ~!」って言ってた気がする。寝転ばされてからも激痛で目も開けれずだったけど、点滴を打ってくれて落ち着いてきた。

心電図か心拍測る用にペタペタとシール貼られ、血糖値調べるのにチョンって針刺され、点滴用に注射と、痛いとこ他ないかと触診と、あとは覚えてない。一つ一つする前に教えてくれてだからこれだけ覚えてる。血糖値は73あったみたい。12週目に妊婦検診行くと注射とかあるから嫌やな~って前日も話していたけど、これだけ体が弱まると何されてもいい。ってなれた。点滴で落ち着いてきて目を開けるとめちゃめちゃ大きい人が点滴バッグを持っててくれた。モアイみたいにどっしりしてて思わず目閉じた。お腹はまだ痛い。「痛みの度合いは?1-10で?」と聞かれ「7」と答えた。10は手足がしびれてたころ。幸いに大量出血ではないようで(私からしたら出てるんだけど、プロからしたら違う。輸血とか要らないからかな)、腹痛以外は「She is stable.」安定していると言ってくれてた気がする。夫は何度も本当に妊娠しているのか?とか質問されてたみたい。飾ってあるエコー写真を何度も指さしてたって。そして、夫は初めに自分の名前を聞かれたとき気が動転しすぎて、「Ah Taro」※本名でないですと答えて「Ataro]アタローと勘違いされたって。次に来た人がチャート見て「あなたタローじゃないの?」って確認されたって。それだけ同様していたんだな(>_<)

 

ちなみに最初に到着したのは消防士さんチームで処置をテキパキとしてくれたようです。そして動けない私を2階だったのでイスみたいなのに乗せ担いで、1階でストレッチャーに乗せ換えしてくれたみたい。で、パンツ一丁でレギンス半分しか履けてなかったから外出る前に履かせてくれた(+_+)☆なんて恥ずかしいんだろう(´;ω;`) でも履く気力もなかったから来てくれて本当に助かった。なんせ、動かされるたびにお腹痛かったし、座ると本当にしんどかった。

 

私は病院へ向かうが夫はというと、コロナ(COVID-19)の影響で病院内には入れないとのことでした。駐車場なら待てるけどきっと数時間、入院になったら一日は会えないよと言われても、行くよ!と申し出てくれ、携帯がないと連絡が取れないからと私に携帯を持たせてくれた。私はその頃「何で携帯が?なんも今は持てないよ~」としか考えてなかった。

 

救急車に乗る!

そんなこんなで、次は救急車が来ていてそれに乗せられました。フレンドリーそうなお兄さんとタトゥー腕にがっつり入ってるお姉さんが担当のよう。そのころには腕は動かせないけど気持ちは落ち着いてきていたな。5分ぐらい車出なかったそうです。家からER(緊急で行くとこ)までは近くて5分かからないぐらいでたぶん着いて、車中では病歴やアレルギーや今の症状などなど質問されました。で、マスクをかけてくれてッて感じです。なんだか電気がついたトラックの中に居るみたいだった。目をつぶってひたすら休んでました。

 

病院に到着

手続き等で10分~15分くらい?入口で待って、Room7に連れて行かれました。すぐにガウンに着替えて心拍や血圧を測って、看護師さんたちと先生に診てもらいました。ガウンに着替えるときパンツを脱ぐけど、血がドッと出るのを感じてお尻の下にはペット用のおしっこシートみたいな大きいパッドが敷かれていました。助かった。それだけ血が出ていても私はまだ望みを捨てていませんでした。先生が器具やめちゃ長い大きい綿棒で血を吸ったり、血栓を取ってくれたりしておそらくその時に子宮内の細胞も出たようで、オレンジ色のフタのカップに細胞っぽいものを採取してました。「子宮口は閉じてる」と言っていたので、きっとこの血は何か別の原因だ!とまだ思ってました。

夫に携帯で連絡を入れるとちょっとホッとしてくれました☆よかった。

 

その後、血液検査とエコーをしました。血液検査はラボの方が来て採取してくれました。とっても注射が上手でびっくり!!!日本の健康診断の時にちょっと痛い思いしかしてなかったので感動しました!

エコーはまた別の先生が来て、部屋をベッドごと移動して腹部エコーと膣からエコーをしてくれました。結果は今は言えない。すべての検査をしてから最初の先生が判断しますとおっしゃっていました。その時点で時間は20時前でした。

 

Room7に戻り、また血圧と心拍のを付けて結果を待ちます。研修医のような先生が巻いてくれた血圧を測る腕に巻くシートが大きすぎて取れてしまい、看護師さんが様子を見に来てくれ「これじゃあなたには大きすぎるわよね!こっちよ!」と言って子供向けサイズとの小さいのに巻きなおしてくれました。痛みレベルは?と聞かれ、その頃には「3か4」ぐらいになっていました。時間も過ぎて看護師さんの入れ替えがあり病院の動きを少しだけ知れました。少し時間が経つと携帯に検査結果が出たと知らせが!アプリで登録してログインすると見れるようでポチポチ。なんて便利なんだろう。血液はポジティブで、血液検査は用語が色々あって、そしてエコー結果も載ってました。それによると、、、、、子宮内には何もない。的なことが書いてました。卵巣は正常です。とか。(´-ω-`)夫にメッセージで「赤ちゃんいないかもしれん。検査結果先見てさ。先生まだやけど。」と送ると、先生来るまで待っておこう!と元気づけてくれました。

 

先生登場!

入室するなり落ち着いた表情だったので、良くないニュースで当たりやなと直感。

●自然流産していること

●若いし(30越えてますけどね)健康だから赤ちゃんまた作れるよということ

●出血は数日~2週間ぐらいまではあるけど、徐々に治まる。腹痛にはイブプロフェン飲んでいい。激痛や血が1時間にナプキン3枚分とか出たら救急でまた来てということ。メンタル面無理しないで時間かけていいよ。3日後ぐらいにOB-GYN(産婦人科)の先生にフォローアップで診てもらって。Work Notesいる?(仕事用の書面みたいです)とか水分取ってね。

など、教えてくれました。質問はあるか?と言われたけど何も浮かばずただ、私は流産したんだね。出血まだ続くんだね。としか確認できず。でもクールすぎるくらい落ち着いてました。先生も淡々と言うてくれてたからかな。

 

Discharged 病院を出る

夫にすぐに言われたことをメッセージして、看護師さんを待ちナプキンの替えと靴がなかったので代わりになるものをもらって着替えました。

私のこと小さい小さいと言っていたのに、くれた靴下はガッツリLサイズ。アメリカンジョークやーーーん!って一人ツッコミ。着替えるときもね血がポタポタ出るんです。床拭き拭きしたけど取れなかった。フラフラして歩けなさそうなら車椅子出すよ!と言ってくれたけど、座れたから立てそう!と断って着替え完了。受付でサインだけして救急の出口までテクテク。外では夫が駐車場に迎えに来てくれていて私に靴を履かせてくれました。ありがとう。羽織もかけてくれました。

私をロータリーで待っている間、係の人に「コロナでどうのこうのやからそこどいてくれよ!」と一方的に言われたみたいで、夫も「理不尽やな!」と思い、私の状況やフラストレーションをぶつけて、「そんなつもりで言うてるんじゃないんだよ~」と穏やかになってもらえたそうです。夫様、めちゃ頑張ってるやん!!

 

座るのも立つのも動作が辛いけど無事に帰宅。帰りの車で焼肉食べたいと話して冷凍してた肉を焼いてくれました。私を待っている間に関係各所に電話してくれ、帰宅後も親に電話してくれました。

 

次のブログで翌日以降の話綴ります。

 

See you soon!